一九七〇〜一九八〇年代にショートショートが流行していたことは以前も書きました。各務三郎編の『世界ショートショート傑作選』(写真)も、その時代に刊行された海外のショートショート集です。
ショートショートの定義を巡る議論は、うんざりするほど繰り返し行なわれてきました。大きく「短いことだけが条件で、内容は自由」派と「短いのは勿論、内容にもこだわる」派のふたつに分かれるでしょうか。
日本では、SFやミステリーの分野でオチの効いたショートショートが人気を得たため、そういった作品をショートショートと呼ぶと誤解されてきたと、編者の各務三郎は書いています。
そのため、この叢書には「そうではない」ショートショートも収めたそうです。
また、ショートショートの魅力は、有名作家と無名作家がバイアスなしに競い合える点にあると書いていますが、これもそのとおりだと思います。全く聞いたことのない作家のショートショートにも傑作が沢山あるからです。
『世界ショートショート傑作選』の1と2は、作品を「クライム&ミステリー」「怪奇&幻想」「コント」の三つに分類していましたが、それによってオチが想像できてしまうことに気づいたのか、3からは分類が廃止されました。
その代わりに、一編一編に編集者の短いコメントがついています。これは『三分間の宇宙』と『ミニミニSF傑作展』のアイザック・アシモフの真似をしたのでしょう。
三冊で計百十六編のショートショートが収録されています。当然、すべてには触れられませんので、気に入ったもののみ簡単な感想を記載します(※)。
何巻に収録されているかは、色を参考にしてください(1巻は緑、2巻はピンク、3巻は青)。
「走れ、ウィリー」Run, Willie Run(ヘンリー・スレッサー)
走ることがすべてのウィリーにとって、監房は意味のない場所ですが、果たしてあの世はどうなのでしょう。
→『快盗ルビイ・マーチンスン』ヘンリー・スレッサー
「死刑囚監房」Peter Fereney's Death Cell(ウィリアム・P・マッギヴァーン)
妻と友人に裏切られ、無実の罪で死刑囚になったピーター・フェレニイは、死刑執行の直前、四次元の存在と交信します。助けてくれるという四次元の存在の申し出を断り、安らかに死にゆくフェレニイ。これが彼の幻覚だとしたら見事な最期です。
「心あたたまる記事」A Good Little Feature(M・C・ブラックマン)
短く、捻りもないショーショートですが、だからこその衝撃を備えています。
「名人気質」King of the Meat Cleavers(ロン・スティーヴンス)
妻に愛人ができた場合、ミステリーでは妻を殺すか、愛人を殺すことが多い。しかし、肉切り包丁投げの達人アルフォンスは別の手を考えました。名人ならではの解決法です。
「宇宙探偵小説作法」Space-Crime Continuum(H・F・エリス)
ハウツー本の体裁を借りたショートショート。発表は一九五四年ということは、アシモフの『鋼鉄都市』と同じ年です。当然、SFミステリーはまだ人口に膾炙していなかったと思われます。
「では、ここで懐かしい原型を……」Meanwhile, Back at the Bromide(ロバート・シェクリイ)
僕にとってシェクリイは懐かしいSF作家ですが、そのシェクリイがわざと古めかしいショートショートを三本まとめて書いています。まあ、懐かしい。
→『標的ナンバー10』ロバート・シェクリイ
「特別サービス」Pick-up(エド・レイシー)
ロアルド・ダールの「ヒッチハイカー」(1977)は、この短編(1959)のパクりです〔ダールは盗用が多く、「古本屋」The Bookseller(1987)も、ジェイムズ・グールド・カズンズの「牧師の汚名」Clerical Error(1935)のネタをそのまま使っている〕。ダールの方はユーモラスな味つけですが、こちらは得体の知れないヒッチハイカーを同乗させた恐怖が「歓喜」に変わるオチまで見事に計算されています。ここは元祖に軍配を上げたいと思います。
「風のなかのジェレミイ」Jeremy in the Wind(ナイジェル・ニール)
こちら(「風のなかのジェレミー」)をどうぞ。
→『トマト・ケイン』ナイジェル・ニール
「浮遊術」Levitation(ジョセフ・ペイン・ブレナン)
幻想小説の分野では、死後も思いは残るというのが常識ですが、これは……。
「夢の家」La maison(アンドレ・モーロワ)
H・R・ウェイクフィールド「防人」同様、短くて単純だけど、上手い。
「深夜特急」Midnight Express(アルフレッド・ノイズ)
ループと入れ子とダブルを盛り込んでいます。「どこかで読んだことがあるような……」と考えて、主人公も同じ気持ちかもと気づきます。
「ふるさと遠く」Far From Home(ウォルター・テヴィス)
こちらをどうぞ。
「ルーシーがいるから」Lucy Comes to Stay(ロバート・ブロック)
ルーシーは解離性同一性障害の交代人格ではなさそうですが、「じゃあ、何なのか」といわれると、よく分かりません……。
「一ドル九十八セント」$1.98(アーサー・ポージス)
一ドル九十八セントまでの願いしか叶えられない小さな神さまが登場し、青年の恋に協力してくれます。「海外ロマンチックSF傑作選」には収録されていませんが、『吸血鬼は夜恋をする』には収められています。
「遅すぎた来訪」Are You Too Late or Was I Too Early(ジョン・コリア)
原題どおり、くるのが遅すぎたのか、語り手が「死ぬ」のが早すぎたのか。恋愛では、距離の隔たりだけでなく、時間のそれも障害となります。
→『ジョン・コリア奇談集』ジョン・コリア
→『モンキー・ワイフ』ジョン・コリア
「選択」The Choice(ウェイランド・ヤング)
マーク・トウェインの「その名も高きキャラヴェラス郡の跳び蛙」や小松左京の「牛の首」などと同じく、読者の想像に任せるタイプのショートショートです。それを選択した理由をあれこれ考えるのが楽しい。
「ヒューマニスト」Un humaniste(ロマン・ガリー)
ヒューマニズムとは何かを問い続けたガリーは、ショートショートでもそれをテーマにしています。地下室に隠れていたカルルに、ナチ政権が崩壊したことを伝えなかったシュルツ夫妻は、果たして善人なのか悪人なのか。幸福とは何かを考えてしまいます。
→『これからの一生』エミール・アジャール
→『白い犬』ロマン・ガリ―
「メリー・クリスマス」Someone in the Lift(L・P・ハートリー)
少年はエレベーターに乗っている霊をみますが、父と一緒にいるときだけはみないというのがよいですね。オチを読まれ兼ねないギリギリの勝負という気がします。
→『恋を覗く少年』L・P・ハートリー
→『ポドロ島』L・P・ハートリー
「蛇踊り」Snake Dance(コーリイ・フォード)
フォードにしては真面目な内容です。笑えるというより、切なくなります。
→『わたしを見かけませんでしたか?』コーリイ・フォード
「昨日は美しかった」Yesterday was Beautiful(ロアルド・ダール)
戦闘機のパイロットだったダールが、その経験をもとに書いた処女短編集『飛行士たちの話』に収録されている短編です。素朴なユーモアを交えることで戦争の悲惨さがより際立ちます。
→『オズワルド叔父さん』ロアルド・ダール
→『ロアルド・ダールの鉄道安全読本』ロアルド・ダール
「ゲームは公平に」Fair Game(テリー・サザーン)
愛人との関係を清算し、心機一転、髪を金髪に染めた夫人。帰宅した夫の一言が強烈なオチになります。
→『キャンディ』テリー・サザーン
「脚光」Spotlight(バッド・シュールバーグ)
老いたエキストラに思わぬ与えられた科白が、彼の人生とシンクロします。老人が口籠ってしまったのは、自らの過去が重く伸しかかってきたからです。
「時間厳守」On Time(ジョン・オハラ)
時間に几帳面な女性が、十年前に別れた恋人と再会します。一生に一度の約束の時間に顔を出さなかったと語る彼女のささやかな矜持が切ない……。
→『親友・ジョーイ』ジョン・オハラ
「虹ます」The Trout(ショーン・オフェイラン)
小さな水溜りに、なぜ虹鱒が一匹迷い込んだのかという謎も魅力的ですが、少女が新たな謎をつけ加えるのも楽しい。暗闇の小径といい、ウォルター・デ・ラ・メアの世界のようです。
「わかれ」I See You Never(レイ・ブラッドベリ)
SFでも幻想小説でも児童文学でもない、ブラッドベリにしては珍しい題材です。仮ビザが切れ、メキシコに帰ることになった労働者と下宿先の婦人の別れを描いています。
→『ハロウィーンがやってきた』レイ・ブラッドベリ
「ライター」A Man Who Had No Eyes(マッキンレー・カンター)
三人称とはいうものの、読者は視点人物の知覚を借りていると思うため、このオチは盲点となります。「ハンディキャップと闘いながら」という記述もあるのでアンフェアではありませんが、「うわー、やられた!」と感心するには至らないのが難しいところです。
「時限爆弾」Drum Beat(スティーヴン・マーロウ)
「探偵チェスター・ドラム」シリーズの短編です。「太鼓のひびき」という邦題のものもあるようですが、太鼓は登場しません……。
「町を求む」Town Wanted(フレドリック・ブラウン)
「うしろを見るな」と同じパターンですが、ブラウンの場合、アイディアより語りの上手さで読ませます。
→『B・ガール』フレドリック・ブラウン
→『ミッキーくんの宇宙旅行』フレドリック・ブラウン
→『不思議な国の殺人』フレドリック・ブラウン
「怪人ルペスキュ氏」Mr. Lupescu(H・H・ホームズ a.k. a. アントニー・バウチャー)
こちら(「ミスタ・ルペスキュ」アントニー・バウチャー)をどうぞ。
「ジェリー・マロイの供述」The Statement of Jerry Malloy(アントニー・バウチャー)
「腹話術師」と「二重人格」というよくある組み合わせを、設定と構成で巧みに隠しています。
「隣りの人」The People Next Door(ポーリン・C・スミス)
ロード・ダンセイニの「二壜の調味料」に似たテイストですが、こちらはひとつひとつの要素がまともな分だけインパクトに欠けます。
「目撃者」Material Witness(アーウィン・ショー)
冴えない印刷工が、殺人事件の目撃者になります。ふだんは自分の話など誰も聞いてくれないのに、目撃者になった途端、誰もが彼の話を聞きたがります。けれど、それが彼の人生を狂わせてしまいます。
「この子ひとり」Only This(ロアルド・ダール)
ひとり息子を兵隊に取られた老婆が、息子が撃墜された場面を体験します。こんな試練に耐え切れる人なんていないでしょう。
「夢売ります」The Store of the Worlds(ロバート・シェクリイ)
シェクリイに影響を受けた日本のSFを若い頃に読んだ僕にとって、シェクリイはお祖父さんのような存在です。懐かしくて、温かい。
「わが亡きあとに……」Après nous(アヴラム・デイヴィッドスン)
「Après nous, le déluge」とはポンパドゥール夫人の言葉で、「後は野となれ山となれ」に近い意味があると解釈されています。オリーブの葉は平和の象徴ですが、その平和は人類が滅んだ後に訪れます。
「ペギーとピーターの月旅行」Peggy and Peter Go to the Moon(ドン・ホワイト)
とてつもなく不快なショートショート。ちなみに、小説としても全く面白くありません。
「誰かが呼んでいる」Small Voice(ウィルソン・タッカー)
小さくて儚い声……。
「再臨」Second Coming!(ロバート・プロック)
キリストが現代に再臨した様子を、ゴシップ記事の見出しのみで表現したショートショート。再臨の前後の殺人鬼の記事は、世も末ということを意味するのでしょうか。それともイエスが再臨しても世界は平和にならないという皮肉でしょうか。
「ダンシング・パートナー」」The Dancing Partner(ジェローム・K・ジェローム)
こちらをどうぞ。
「ワラと地下牢」The Wet Dungeon Straw(ジャン・ルシュパン)
陽の当たらない地下の独房で三十年を過ごす男は、その時間を使って何かを成し遂げたいと考えます。意気込みはよいのですが……。
「女か、それともトラか」The Lady, or the Tiger?(フランク・R・ストックトン)
世界一有名なリドルストーリーです。これには「三日月刀の督励官」という続編もあって『謎の物語』などに収録されています。それを読んでも真相は分からず、新たな謎がつけ加えられます。なお、トウェインのリドルストーリー「恐ろしき、悲惨きわまる中世のロマンス」はこちらをどうぞ。
「証言」Testimony(ポール・ギャリコ)
ギャリコの得意なボクシングものです。試合後に亡くなった黒人ボクサーについて、様々な人やもの(ロープや敷石など)の証言を集め、真実を探るという趣向は面白いのですが、やたらと差別的なので現代では評価されることはないでしょう。
→『セシルの魔法の友だち』ポール・ギャリコ
「愛の証明」The Very Acme of Romantic Love(ウルフ・マンコウィッツ)
何が何だかさっぱり分かりません。まあ、愛なんて、そんなもんでしょう。
「家計簿の恋」Estelle ou le seul roman d'amour de M. Paul Feldspath(アレックス・フィシェ、マックス・フィシェ)
家計簿の記載だけで、夫が会計係の女性に入れあげ、騙され、怒って馘首したことが分かるという仕組みになっています。作者は、カミの『世界珍探検』などに作品が収録されているフィシェ兄弟です。
「兎とカメに関する驚くべき真相」The True History of the Hare and the Tortoise(ロード・ダンセイニ)
ダンセイニのユーモアは、ちょこっとズレているのが魅力です。
「危うし、ランス・オニール!」The Dilemma of Lance O'Neill(スコット・メレディス)
『ドラえもん』の「あやうし! ライオン仮面」(1971)は、これを参考にしたのかしらん(一九六八年に「ミステリマガジン」に掲載されている)。
「億万長者になる法」How to Make a Million Dollars(スティーヴン・リーコック)
こちらをどうぞ。
「それいけ、ドジャース」Dodger Fan(ウィル・スタントン)
作中で、ロイ・キャンパネラの名前が出ますが、彼がドジャースに在籍していたのは一九五七年までです。ドジャースは一九五八年にロサンゼルスに本拠地を移すため、この短編ではブルックリン・ドジャースについて語られていることが分かります。詳しくはこちらをどうぞ。
「帰郷」Back in Town(フレデリック・ネベル)
納税金を盗み、半年の刑期を終え、小さな町へ戻ってきた青年。果たして、町の人に受け入れられるのかとビクビクしていた彼は……。
「わかれ」Final Break(イアン・S・トムスン)
ショートショートのお手本のような作品です。サクッと騙されます。
「歳末蔵払い」Year-End Clearance(メアリー・リン・ロビー)
葬儀屋が歳末売出しをしたところ、町に死人が溢れるという話。どうせ人を殺すなら、お得なセール中の方がよいですからね。
「ささやかな記念品」Little Memento(ジョン・コリア)
こちら(「小さな博物館」)をどうぞ。
「待ちかねて」Waiting, Waiting(ビル・プロンジーニ)
自分を殺しにくる奴をひたすら待つ男。待つのは辛いですが、もう待たなくてよいよりはマシです。
→『決戦! プローズ・ボウル』ビル・プロンジーニ、バリー・N・マルツバーグ
「夏の一夜」One Summer Night(アンブローズ・ビアス)
やはり恐怖に打ち勝つものは、「あれ」しかありませんね。
「捕われた聴衆」Captive Audience(ジャック・リッチー)
「聴衆(Audience)」というところがミソですが、リッチーにしては捻りがない。そのせいか、彼の短編集には収められていません。
「一年のいのち」Deadline(リチャード・マシスン)
このアイディアは、締め切り間際まで悩んで悩んで生まれてきたという気がします。それくらいヘンテコです。
→『奇術師の密室』リチャード・マシスン
→『モンスター誕生』リチャード・マシスン
「二本目の瓶」The Second Bottle(ジェイムズ・ロナルド)
社会の底辺で暮らす人たちの悲哀に溢れています。こういうのはショートショートでなく、せめて短編で読みたいです。
「酔って一夜で九百ドル」Me and Nine Hundred Dollars(オスカー・シスゴール)
酔って溝のなかで目を覚ますと、おじから預かった九百ドルが消えていました。盗んだ奴らを追いかけて、得意の早撃ちで倒しますが……。まあ、こういうこともあるでしょう。
「いたずら」La farce(ギ・ド・モーパッサン)
モーパッサンの毒と悪趣味がよく表れていて、つい笑ってしまいます。
「アメリカの大試合」The Great American Game(ジェイムズ・A・カーチ)
野球好きの夫と、野球の嫌いな妻が喧嘩をします。現実でも、大体こんな結末になるでしょうね。
「ハイネの唄」Song of Heine(A・J・リーブリング)
ほら話系のショートショートです。
「マリアーナ」Mariana(フリッツ・ライバー)
六つあるスイッチ。五つめまではともかく、最後のひとつは意外なものでした。
「さようなら、ハーマン」Goodbye, Herman(ジョン・オハラ)
こちらをどうぞ。
「目につく男」The Man Who was Everywhere(エドワード・D・ホック)
人を殺すのに重要なのは、頭のよさでも、思い切りのよさでもなく、これですね。
→『サイモン・アークの事件簿』エドワード・D・ホック
「青い手紙」The Blue Paper(アルバート・ペイスン・ターヒューン)
これも手紙の中身が明かされずに終わるタイプの小説です。
「生活水準」The Standard of Living(ドロシー・パーカー)
仲のよいふたりの女性は、もし百万ドルの遺産が転がり込んできたら、どう使うかを考えて遊ぶのが好きでした。遊びのなかにも生活水準の引き上げは存在します。
「善行家」The Doer of Good(オスカー・ワイルド)
キリストの再臨を描いた散文詩です。イエスが奇跡を起こして救ってあげた人々は皆、罪深い生活をしていました。極めつけは、天国から生き返らせてあげた男で、彼は悲しみが深すぎて、泣くことしかできないのです。
「どんなふうに私が正式な結婚をしたか」О том, как я в законный брак вступил(アントン・チェーホフ)
互いに好きな人がいるのに、親に無理矢理結婚させられたふたり。さぞや辛い日々が待っているかと思いきや……。ま、現実も大体こんなもんでしょう。
「めったにいない女」A Woman Seldom Found(ウィリアム・サンソム)
こちらをどうぞ。
「聖処女ケイティ」Saint Katy the Virgin(ジョン・スタインベック)
アメリカ文学の巨人スタインベックによる、キリスト教をおちょくった抱腹絶倒の喜劇です。自分が生んだ子すら食ってしまう性悪豚のケイティを回心させた修道士が、豚がキリスト教徒になったら食べられなくなると院長に叱られたり、処女とは何かを床屋が定義したりと、最初から最後までハチャメチャなのが楽しい。
→『缶詰横丁』ジョン・スタインベック
「はるかなるブロードウェイ」Far from Broadway(コーリイ・フォード)
1に収録されている「蛇踊り」もそうでしたが、編者はフォードの真面目な面を評価しているようです。
※:ショートショートの合間に、ナメ川コーイチの一コマ漫画が数多く収められていて楽しい。
『世界ショートショート傑作選1』各務三郎編、講談社文庫、一九七八
『世界ショートショート傑作選2』各務三郎編、講談社文庫、一九七九
『世界ショートショート傑作選3』各務三郎編、講談社文庫、一九八〇
アンソロジー
→『12人の指名打者』
→『エバは猫の中』
→『ユーモア・スケッチ傑作展』
→『怪奇と幻想』
→『道のまん中のウェディングケーキ』
→『魔女たちの饗宴』
→「海外ロマンチックSF傑作選」
→『壜づめの女房』
→『三分間の宇宙』『ミニミニSF傑作展』
→『ミニ・ミステリ100』
→『バットマンの冒険』
→『世界滑稽名作集』
→「恐怖の一世紀」
→『ラブストーリー、アメリカン』
→『ドラキュラのライヴァルたち』『キング・コングのライヴァルたち』『フランケンシュタインのライヴァルたち』
→『西部の小説』
→『恐怖の愉しみ』
→『アメリカほら話』『ほら話USA』
→『むずかしい愛』
→『魔の配剤』『魔の創造者』『魔の生命体』『魔の誕生日』『終わらない悪夢』
→『天使の卵』『ロボット貯金箱』
Amazonで『世界ショートショート傑作選1』『世界ショートショート傑作選2』『世界ショートショート傑作選3』の価格をチェックする。