読書感想文(関田涙)

関田 涙(せきた・なみだ)

フランス

『ユビュ王』アルフレッド・ジャリ

Ubu Roi(1896)Alfred Jarry はじめに断っておきますが、今回は、本選びの参考にはなりません。 いや、それは今回に限ったことではなく、お気に入りの本しか紹介しない時点で、書評や感想文というより「関田は、どんな本を面白いと思うのか」になってるわけ…

『物の時代/小さなバイク』ジョルジュ・ペレック

Les Choses: Une histoire des années soixante(1965)/Quel petit vélo à guidon chromé au fond de la cour?(1966)Georges Perec サイトの検索ワードをチェックすると、「比喩(隠喩、直喩、換喩、提喩)」に関する言葉をときどきみかけます(※)。そこ…

「異色作家短篇集」

二度目の復刊となった早川書房の「異色作家短篇集」が来月で完結します。洒落た装幀に魅かれて「ちょっと高いなあ」と思いつつ買い続けており、結局、全巻揃えてしまいそうです(写真)。 前の版を持っているのもあり、別の短編集などで読んだ作品もありまし…