読書感想文(関田涙)

関田 涙(せきた・なみだ)

2022-03-14から1日間の記事一覧

『恐怖の愉しみ』

平井呈一といえば、ある年齢以上の恐怖小説好きにとっては無視することのできない存在です。子どもが読むものと思われていた西洋の怪談を、大人の鑑賞に堪える作品として翻訳、紹介してくれた功績はとても大きい。 彼が編訳した東京創元社の『世界恐怖小説全…