読書感想文(関田 涙)

関田 涙(せきた・なみだ)

『新潮現代国語辞典』


新潮現代国語辞典』は、とてもユニークな辞書で、僕も大好きなんですが、先日、古い本の間から初版(一九八五年)のパンフレットが出てきました(写真)。
 これがまた面白いというか、時代を感じさせて興味深い。辞典の広告なのに、何と昭和軽薄体なんです! 余りにユニークなので、以下に書き写してみます。

 ことばのことで、オジンと若者(ヤング)は昔も今も争っているけれど、日本語はすごいのだ。海よりも広く、変化があって、うまく使えば筋がとおる。明治(ムカシ)から今(ナウ)へ、そして未来へ、世界へとひらく日本語を、『新潮現代国語辞典』で、探検しよう! ズバリ明快な説明と、小説モ論文モ童謡モ含メタ実例でよくわかる。
 先端現代語も懐かしい昔ことばもとりいれて七七〇〇〇語。国語学習に必要な事柄は残りなく本文に示し、付録も完備し、文法や活用表は面白く読めるものにし〔バカ暗記ハ忘レル!〕、一五三六ページを最高級の紙で34ミリの一冊にした超LSI。(中略)
 漢字三二〇〇余を大きな字で示し、漢字の使い方、熟語もよくわかる。それに、難読語索引〔ハンディー版ではダントツ、破格の八八〇〇余〕があるから、『新潮現代国語辞典』は、読めない字でも引ける。中学生でも頭いきいきの人はこれ使っちゃう。