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読書感想文(関田 涙)

関田 涙(せきた・なみだ)

『泥棒の息子』マヌエル・ロハス

Hijo de ladrón(1951)Manuel Rojas Sepúlveda マヌエル・ロハスは、ラテンアメリカ文学ブームがくる少し前に活躍した作家のせいか、翻訳された小説は多くありません。 短編は、学生社の『ヨーロッパ短篇名作集』に「コロコロ」が、新日本出版社の『世界短…

『エバは猫の中』ガブリエル・ガルシア=マルケス、オクタビオ・パスほか

サンリオはSF文庫以外にも、一般文学などを扱った「サンリオ文庫」を発行していました(一九八三年十月発行の『エレンディラ』から、一九八七年二月発行の『フローティング・オペラ』までの約三年半)。 発行点数は少なかったものの、ラインナップは豪華で…

『エバ・ルーナ』『エバ・ルーナのお話』イサベル・アジェンデ

Eva Luna(1987)/Cuentos de Eva Luna(1989)Isabel Allende 今回は、イサベル・アジェンデの『エバ・ルーナ』と『エバ・ルーナのお話』を取り上げます。 この「読書感想文」では、漸くふたり目の女性です。以前も述べましたが、僕は女流作家の本を余り持…

『夜のみだらな鳥』ホセ・ドノソ

El obsceno pájaro de la noche(1970)José Donoso 絶版の本にも流行り廃りがあって、すっかり忘れ去られてしまったものもあれば、俄に注目を浴びるものもあります。 ホセ・ドノソの『夜のみだらな鳥』は、朝日新聞の書評で筒井康隆が取り上げたり、木村榮…