読書感想文(関田涙)

関田 涙(せきた・なみだ)

エジプト

『シェヘラザードの憂愁』ナギーブ・マフフーズ

ليالى ألف ليلة(1981)نجيب محفوظ「古くて長い物語なら何でも受け入れるのか!」と自らに突っ込みたくなりますが、『千夜一夜物語』も勿論大好物です。 個々の物語も面白いけれど、何より枠組みが秀逸で、おまけに語り手のシェヘラザード自身が萌えキャラの…

「異色作家短篇集」

二度目の復刊となった早川書房の「異色作家短篇集」が来月で完結します。洒落た装幀に魅かれて「ちょっと高いなあ」と思いつつ買い続けており、結局、全巻揃えてしまいそうです(写真)。 前の版を持っているのもあり、別の短編集などで読んだ作品もありまし…